11月に入ったと思っていたら、もう半ば・・・
何もしていないのに時は刻々と刻まれていくのですね~!
今日は久しぶりにケーキを作ってみました!
実家で取ってきた紫芋をモンブランに~♪
形はイマイチだけど、紫の色が鮮やかでお芋の味がうまうまでした(*゚▽゚*)
久しぶりなので近況を少し・・・
9月に母が心臓の病を得て入院し、その後認知症がかなり進行したため、病院と老健が隣接する老人ホームに入りました。
それからがまあ大変・・・
広島、米子、松江と行ったり来たりの毎日。
アルツハイマーという病気は、近くにいても遠くにいても、付き合うのが大変な病気だということ、再認識させてもらいました。
84歳の今まで、何とか頑張って一人で、畑付きの田舎の大きな家を守ってきた母が、一筋縄で施設に入り大人しく暮らせるはずもなく、毎日毎日帰り支度をして私を待っている姿は、娘としてほんとに胸が痛む光景でした。
何とか家に帰してあげたい、もう一度畑仕事や料理や、庭掃除や、好きなことを毎日させてあげられる選択肢はないものか・・・色々と考えましたが、心臓病と糖尿病があるアルツハイマーの老人を段差ばかりの寒い田舎のうちに一人で暮らさせることには、大変なリスクがあること、その現実を認めざるを得ませんでした。
施設への行き帰りの車の中で涙する日々・・・車の中は個室だから誰に遠慮することなく涙が流せるのでありがたいですね。
でも、帰してあげたいと思う自分の気持ちも、本当に母のためではなく、自分がそれを認めたくないだけ、帰してあげられない母を見ている私が可愛そう・・・みたいな自己憐憫の気持ちも混ざっていることに薄々気がついていました。
時の流れは時に残酷だけど、時に優しく心を癒してくれます。
施設のヘルパーさんやケアマネさんと日々の接し方を相談し、とても上手に母に接してもらった甲斐もあり、最近は少しずつ施設にも慣れ、帰りたいという回数が減ってきました。
今は、「家にひとりでいた時は本当に辛かった。ここは安気でいいな~」とまで口にするようになっています。
アルツハイマーという病は、人から大切な記憶を消し去り、性格まで変えてしまう大変な病気だけれど、接し方ひとつで笑顔も増えるし、嫌なことはあっという間に忘れていく、決して不幸なことではないと、今はそう思えるようにもなりました。
この子達は、広島でお留守番してくれることも多くなり、この相変わらずのんき~な感じに癒されております(^O^)
ご注文を全く受けられず今日まで来てしまいましたが、今しばらくは今まで通りにいかないものの、少しずつご注文もお受けしようと思っています。
とりあえず、11月27日(水)28日(木)29日(金)は広島でパンを焼く予定です。
12月の第1週は松江でもパンが焼けると思います。
もうすっかりここを見てくださる方も少なくなっていると思いますけど(T ^ T)
ご注文お待ちしていますね~!!
コメントをお書きください
クルこのママ (金曜日, 15 11月 2013 23:51)
maggyさんにそんな切な事が起こってるなんて知らなくてすみません。
このちゃんの事でいっぱいいっぱいで…
お母さん、今はホームでなんとか過ごしてらっしゃるみたいで
きっとヘルパーさんが素敵な方なんでしょうね。
やはりホームで過ごしてもらった方が安心だとは思うんだけど
家に帰してあげたいmaggyさんの気持ちも分かります。
maggyさんもお体大切に
可愛い二人も広島で待っててくれますからね~
このちゃんの事ではいつも励まして下さってありがとうございました。
正直まだ悲しくて会いたくてこのちゃんの姿ばかり追い求めて何もやる気にならないんですが少しづつ変わっていけたらと思ってます。
もっともっとこのちゃんの世話がしたかったです。
クー (土曜日, 16 11月 2013 05:26)
他人ごとではありません。
亡き父母は本当に子孝行の両親でした。
でも今お互いに高齢者の仲間入りをした私達姉妹は正に老々介護の未来に向かっているんだと自覚しています。
少なくとも老々介護でなく郎老介護を二人で願っています。
姉のお弟子さんで80歳を超えた女性がいます。
ご主人の体がメッキリ衰えて奥さまの介護が大変になってきたので「私の為に老人ホームに入って下さい!」と頼み込んだそうです。
頭がしっかりしたご主人は「座敷牢にいれるのか?」と猛反対だったそうでが・・・
「ふたりがダメになるな」
「始終訪問しますから」
「できるだけ来てくれ」
「ひと月に最低一回は自宅に戻れるようにするから」
結局、ふたりは約束を守って毎日を健やかに暮らしているようです。
maggyさんのところや私もよく知っているこのご婦人のところ・・・これが日本社会の現状ですね。
maggyさん、お疲れが出ませんように・・・パンの注文も近々しますので宜しくお願いしますね。
peers-bread (月曜日, 18 11月 2013 19:08)
クルこのママさん
コメントありがとうございます!!
お返事が遅くなってしまってごめんなさいね~m(_ _)m
パソコン持たずに実家に帰っていたもので・・・
母は少しずつホームの環境にも慣れてきて、「もう一人では暮らせん!!」と度々言うようになりました。
ホームのくつろげる環境が気に入っているようで、優しく可愛いヘルパーさんを捕まえては冗談を言ったり、お部屋の中でお茶を飲んだり、楽しみも少しずつ増えているようです。
やっぱり時が解決してくれるものなんでしょうね。
このちゃんとのお別れもほんとにお辛かったことと思います。
私もメグが亡くなった時は、しばらくの間、どこに行っても何をしていても涙が自然にあふれてくるのを抑えることが出来ず困っていました。
もっとああしてやれば良かった、こうしてあげれば良かったと思う後悔の念ももちろんすごくあったけど、悲しみや後悔の過程を通らなければ、別れの悲しみは癒されることはないのだと思います。
しっかり涙を流して、悲しみを味わったら、少しずつこのちゃんの思い出が胸に染み込んできますよ!
楽しい思い出を振り返ったり、天国で苦しみから解放されて思いっきり駆け回っているこのちゃんを想像することも、少しずつ出来るようになるはずです。
どうぞお体にお気をつけて、そしてくるみちゃんをしっかり抱きしめてあげてくださいね~(^O^)
peers-bread (月曜日, 18 11月 2013 19:20)
クーさん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
今日広島に帰ってきました。
母は20年以上一人暮らしをしていて、子ども達がみんな離れて暮らしているので、気丈に頑張りすぎたのでしょう。
昔は養蚕業をしていた実家は500坪くらいある広い土地で、そこを一人で頑張って維持していました。
もう少し早いうちにどうにかできなかったのか・・・今となってはどうにもならない後悔ばかりが先に立ちます。
でもとりあえず今の施設の環境に少しずつ慣れて来ているようで、
本当に毎日忍耐強く優しく接してくださるヘルパーさんやケアマネさんには頭が下がります。
施設でゆっくり話をしたりお茶を飲んだり、ごはんを一緒に食べたりして、ゆっくりと流れる時間を楽しむことで、母にも楽しみが増え心も落ち着いて来ているので、今までなかなか取れなかった親子水入らずの時間を、こんな形で与えてもらっているのだな~っと思っている今日この頃です。
色々とご心配をお掛けしてしまいました。お気遣いに深く感謝します。
パンはお送りしますね~(*゚▽゚*)
m (水曜日, 20 11月 2013 20:12)
アルツハイマーはとても恐ろしく感じます。それを肯定的に受け止めることができるなんて思いもしませんでした。優しい心に感動しています。
私のお母さんがそうだったら…
ほんとになんて素敵な方だろう。
神様の平安と恵みが豊かにありますように。
メェメェ (木曜日, 21 11月 2013 07:18)
お久しぶりです。
私も9月に入ったころから、義母が歩けなくなり、整形から内科皮膚科、と病院が通いの毎日です。幸い、この冬91になる義母。驚きの回復を見せていますが、その間介護認定の手続きや、通う施設の見学やらの日々です。
合わせて、実家の母も骨折やいろいろありました。
しかし、まだ私は身体的なこと以外はさほど手助けは要らなく、グダグダ言っていた自分が恥ずかしいです。
義父はアルツハイマーでした。徘徊、言動など大変な思いをしましたが、厳格ながらも、思いやりのある人でしたので、とても悲しかったです。
それでも、時々は穏やかな優しい表情をしてくれていたのは救いだったです。
これからも、心情などいろいろありましょうが、優しいmaggyさんの気持ちで、お母様も癒されるでしょう(うまく言葉がでません)
ご自身の意体もご自愛ください。
peers-bread (木曜日, 21 11月 2013 11:12)
mさん
コメントありがとうございます。
母がアルツと診断されたのはもう7~8年前です。その時はごく初期の段階だったので、薬を飲んでいれば進行も遅いだろうと結構気楽に受け止めていました。
実際先日倒れるまでは、ご近所や知り合いの助けを借りながら、
何とかひとりで暮らせていたので、まだ大丈夫だろうと思っていたのですが・・・
アルツと向き合ったことがないと、病気というよりただの老人ボケという認識の人がほとんどだと思います。特に日本ではそういう風潮があるような気がします。
でも現実は確実に脳がやられていく病気なんだということ、自分の親がそうだという現実を受け入れ、向き合うまでには、随分時間がかかりました。
幸い、と言っていいのかわかりませんけど、義母もアルツハイマーだったので、性格は違えど症状はとても似ているので、そのあたりは冷静に受け止めることができたかな?
感情の起伏が激しくなり時には声を荒げたり、物やお金を取られる妄想が入ったり、そんな時には情けなくなることもあるけど、元々の性格が義母も母も明るい人だったので、おしゃべりして笑顔でいる時間は病気の事を忘れるくらいです。
今まで何を大切にして生きてきたか、それがはっきりと見えてくる病気なんだな~って思うと、自分の生き様を見直さなくっちゃって。。。
親から学ぶこともまだまだ沢山ありそうです。
mさんお祈りありがとうございます!
お心遣いに感謝します。
peers-bread (木曜日, 21 11月 2013 11:24)
メェメェさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
メェメェさんも、お仕事辞められてから、やっぱり介護のことで大変な想いをされているんですね。
ついこの前までは子どものことが話題の中心だったのに、今は気がつけば親の介護のこと・・・
でも友人と愚痴り合う場があることもありがたいことです。
どこかでガス抜きしなくちゃ、自分が潰れてしまってはどうしようもないですもんね~!!
母が倒れた時、広島で少しずつ復活していたコーラスやパン作りも全てまたお休みしようかと思ったんですけど、楽しみをこちらに残しておかないと、私の精神がおかしくなってしまいそうだったので、少々無理をしてでもこちらに帰ってパンを焼いたり、歌を歌ったりしています。
幸いそれが許される環境に置かれていることに感謝です。
メェメェさんも、どうかお体にお気をつけて、ご自分の楽しみも大事にしつつ、時には愚痴りつつ、
明るい介護を目指してお互い頑張りましょう~(^O^)